クライアントと話す時、与える印象は大変重要です
印象次第でその後の仕事の有無や、内容にかなり影響がでてきます
重要なことは理解していても、実際にはなかなか難しいことが多く
スムーズなやりとりができないパターンをよく見かけます
そこで今回は、クライアントとのやりとりの際に心がけるべき点の
基礎について書いていきます
クライアントが持っている印象とは
まず、一般的な考え方として
「コンサルタントはうさんくさい」と思われていることが多いです
残念なことに、実際にコンサルタントを使った経験の有無に関わらず、です
過去に使ったことがあるが、上から目線で、
よくわからないフレームワークを押し付けてくる人だった
という評価を受けているケースもよく聞きます
使ったことはない方であっても、
なにやら大量のパワーポイント資料をアウトプットとして残していくが
実際には業務の変革はなされず、お金の無駄になりそう・・・
というイメージを持たれているお話も聞きます
これらのようなコンサルタントが実在するのは事実ですので、
クライアントの悪い印象を払拭できるように努める必要があります
先生にならない
たとえコンサルタントとしての実績に自信があっても
クライアントに対し、私が解決してあげます、といった態度で臨まないようにしてください
先生として教えます、というタイプのコンサルタントは一定数いますし
うまくいくケースもあるのですが
初対面のクライアントへの印象はやはり悪くなりますし、
クライアントが先生タイプを求めているケースはあまりないように感じます
コンサルタントは何らかの分野の専門家であり、その分野での知識は豊富ですが
知識が豊富なのは当然のことであり、対外的に誇ってしまうと良いことは起きないと思っています
クライアントの業務内容やお困りごとがわからないうちから
私が役に立てます、といわれても、相手は困惑することでしょう
まずはクライアントがどのような業務をされており、
どのような点で困っているのかを聞いて受け止めます
その上で、自身が役に立てそうかどうかを検討していきましょう
どのように役に立てそうか検討する際も、先生にならないよう気を付けます
クライアントの業務に一番詳しく、思い入れがあるのはクライアント自身ですので
いきなりコンサルタントが来て、「このように変えればうまくいきます」と言われてもやる気はでません
たとえ専門知識に基づいた、実現性の高い案であってもです
実施するのはクライアントの現場の方々であり、皆様が実施していきたいかどうかが命です
技術や知識の面ではなく、人の心の部分を意識してやり取りを行っていくべきです
「このコンサルタントは答えを教えてくれそうだ」、ではなく
「このコンサルタントには相談したい」と思われるようにしましょう
もちろん雰囲気だけではだめですので、実際の業務の進め方も伴う必要があります
具体的な進め方については他の記事で書いていきます